「KUSARIMA(働かざる者)」

「KUSARIMA(働かざる者)」
FORQARD KWENDA with SUMI MADZITATEGURU

というムビラのアルバムを先行販売で買った。

FORQARD KWENDA(フォワード・クエンダ)は先祖の精霊(魂)を呼ぶと言われているジンバブエのムビラプレイヤー、
SUMI MADZITATEGURUは、以前インタビューにも登場して頂いた日本のムビラプレイヤー。

ちなみにアルバムタイトルにもなっている「KUSARIMA(働かざる者)」は、
アルバムの2曲目に収録されている。

KUSARIMA(クサリマ)は“農作業をしない”という意味であり、
“最後には空腹で苦しむことになるだろう”という曲。

日本語的にいうと、「働かざる者食うべからず」ということでしょうか。
さて、今回はアルバムを聴いて感じたことなどを、書いてみたいと思う。

※ムビラとは、南部アフリカの国、ジンバブエに住むショナ族に古くから伝わる伝統楽器。

***********************

「自分がどこから来たのか分からなければ、
自分が今どこにいるのかを知ることはできない。
今どこにいるのか分からなければ、
これからどこに向かうべきなのかを
知ることはできない。」
(ショナ族の言葉)

ライナーノーツ冒頭に書かれていたこの言葉に心をつかまれた。

何故ならば、私が今、正に考えていたことだからである。

このブログでも連載したヒロシマの記事に取り組んだ時、
もっと知るべき過去があるとあらためて感じた。

「広島に原爆が投下された、日本は世界唯一の被爆国である」
その事実は知っている。

でもそれは表面的なことだけのこと。

現代の日本がどのような流れで存在しているのか、今ある平和はどれだけの血と汗と涙によってもたらされているのか。

私は深いところを何ひとつ、知らなかった、もっと知るべきだったのに。

ムビラについても、
不思議な流れでムビラを習い始めて4年になり、
今の、これからのムビラの世界との関わり方について悩んでいた私は気づいたのだ。

「ムビラにも今だけではなくて、過去があり、その太古からの流れが今につながっていて、未来に流れていく。

私は今の、しかも自分が関わっている狭いムビラの世界の中だけで四苦八苦していた。

もっと突き抜けたいと思いながら、どうしたらいいのかわからなかった。

ムビラの、またはジンバブエの過去を知ることは、今の自分の立ち位置を知ることになり、
自分の立ち位置がわかれば、今後に何を伝えていけばいいのかがわかるのではないか」
と。

今、私はそれらを知ることに取り組んでいる。

そんな私の心境を見透かしたようなライナーノーツ冒頭のこの言葉。

全7曲収録されているアルバムの中で、
歌が入っているのは4曲、ムビラだけのインストゥルメンタルは3曲。

音楽として聴く、もっとディープな感覚でとらえる、
このアルバムとの接し方はいくつもあっていいと思う。

私は、というと、
――深くて優しいメッセージを感じた。

この先、私の妄想、と解釈して頂いてもかまわない。

でも私にとっては確かに受け取れた感覚。

収録されている「MAHORORO(ヒヒのざわめき)」で、こんな歌詞が歌われている。
『私の子供が愚かなことをすることを私は望んでいない』

ああ、現代人の愚かさをご先祖様は嘆いているのかも。
と思った。

では、どうしたらいいですか? と思った私にメッセージが感じられた。

「権力を得たからと言って、驕りたかぶるな。慈悲深い長(おさ、トップ)であれ」
「自分の安心のために、他を蹴落とすな」

“でも自分が虐げられる立場になったら、どうしたらいいですか?”
「(本当の自分の姿を知る)チャンスだと思え。
(人間は苦境に立たされた時に本性が表れる)」

“自分についてのことなら改善していくような方向を考えることもできます。でも周りからの理不尽なことも受け入れなくてはダメですか?”
「状況をよく見ず、全てうまくいくように(全てのチャンスをつぶさないように)しているのではないか。現状をよく見極めなさい。おろしてもいい荷物まで背負いこむことはない」

“嫌なものは嫌だと思ってしまってもいいですか?”
「(好き嫌い、苦手得意があるのは)生きている証だからいいんだよ」

以上、私の妄想(または感じられたメッセージ)でした。

このような妄想?記事、アップするのはどうかと迷いましたが、
一個人の感じたことなので、こういうのもアリかな、と思い切ってUP!

音として、
音楽として、
もっとディープなものとして、
興味がありましたら、ぜひぜひ♪

ムビラ体験してみてください。

「KUSARIMA(働かざる者)」
FORQARD KWENDA with SUMI MADZITATEGURU


1.SEKURU TADZUNGAIRA
2.KUSARIMA
3.MANHENGA
4.MARENJE INSTRUMENTAL
5.TODZUNGAIRA INSTRUMENTAL
6.MAHORORO
7.MAHORORO INSTRUMENTAL

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