シンボッティさんは無事に日本ツアーを終え、帰国されました。
ライブももっとたくさん行こうと思っていたのに、時間の都合がつかず、東京でのライブにしか行けませんでしたが、
数は少なくても、私にはとても貴重な体験でした。
聴いた音が、受け取った音が、時間が経つにつれ、私の中で育っているように感じます。
育っているというか、「作用している」というほうが近いです。
どういうふうに「作用している」のかというと、
例えばバラバラにされたジグソーパズル、
バラバラになったままでは仕方ないから、合わないところもあっても、テキトーに、はめ込んで、余ったピースがあっても、そのまま上にポツンと置いたままにして、一応まとまった形っぽくしているジグソーパズル。
それが今までの私の心だったとすると、
そのテキトーにはめ込んであったピースを、きちんと正しい場所に、入れ替えている、という感じ。
正しい場所に、あるべき場所に、1ピース1ピース、ゆっくりと、パチン、パチン、って、はめ直していることによって、
私自身は、とても自然なあるべき姿に、あるべき心に戻っていけていて、心地よいという感じ。
そういえば、このブログで、今回のツアーで発売されたアルバムのレビューを書こうと思っていました。
でも結果的に書いてません。
というか、書けませんでした。
私の力量不足というだけかもしれませんが、聴いて、「これは、文章では書けない」と感じたからです。
だから、書くとすれば「聴いてみてください」ということだけです。
聴けばわかる、または聴かなければわからない。
もっと正しくは、アルバムで聴くより「生の演奏を聴けばわかる」です。
自分を変えるのは自分だけだし、
自分がどうすればいいのかは自分だけしかわからない、
と思っていますが、
自力だけでは無理で、ほかのチカラを必要とすることもあります。
そういった意味で、私にはシンボッティさんの音が必要だったということなのかもしれません。
確実に、いまだに私の中で作用し続けているので。
今回のツアー、素晴らしかったけど、大変だったと思います。
主催者の実近修平さんはじめ、プレイヤーの皆さん、オーガナイザーの皆さん、本当にお疲れさまでした。
そしてありがとうございました。
ツアー中の皆さんの笑顔を見るだけで、しあわせになれました。
ありがとうございました。本当にありがとうございました。
私は、
ムビラを弾くように、生きていきたいです。