ムビラCD「チエザ~輝き」

以前、インタビューにこたえてくださったムビラ・プレイヤーのSUMIさんがジンバブエで制作したCDが日本でも販売されています。

私が去年、ジンバブエを訪れたことも含め、CDのご紹介をしたいと思います。

以前のインタビューはコチラ→ https://oshigoto999.com/2011/08/20/post-0-26/

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2011年2月、私は彼らが住む地を訪れた。

インタビュー中で登場した、SUMIさんの師匠であるガリカイさん宅。

狭い家には、ガリカイさんの息子さんたち、娘さんたち、ガリカイさんの奥さんをはじめ、たくさんのガリカイさん一族の人たちが暮らしていた。

初めての海外一人旅、習っていたムビラに、
「ボクの生まれたところを見てください」
と言われた気がした。

そして引きずられるようにジンバブエに行った。

アフリカに行くと告げた知人に、
「アフリカ? 何故アフリカに行くんですか? 危険ですよ。ライオンだって象だって、動物園に行けば見られますよ。一体、アフリカに何を見に行くんです?」
と聞かれて、私は答えた。

「う~ん、空です。アフリカの空を見に行きます」

ジンバブエに無事到着し、ホテルの窓から一緒に行ったムビラと空を見上げた。

「すごいね。アフリカの空だよ~」

大きくて青い空。

日本から遠く離れているのに、日本ともつながる広い空。


初めて会ったムビラ・プレイヤーであるガリカイさん一族の彼らは、貧しいかもしれないけれど、健康的な青年たちに思えた。

アフリカというと貧しくてかわいそう、だから寄付してあげなくちゃ、というようなイメージを持つ方が多いと思う。

だけど、彼らは与えられることしか出来ない無力な人たちだろうか。

彼らから与えることだって、それだけの力だって持っているのではないか。

そもそも「かわいそう」と思うのは、人を上から見下ろすような驕った態度だと思う。

貧しいから、お金を寄付するというのも、短絡的すぎるように思う。

お金が即必要になることもあるのはわかるけれど、長い目で見れば、彼らの力を認め、彼らが自立できる道を築くことも支援につながるのではないか。むしろ、それこそ真の愛情ではないのか。

これは単に、こちらからの支援ということにはとどまらない。

きっと日本人が忘れてしまった何か大切なものを、彼らは当たり前のように持っている。

彼らと接することで、私たちは彼らから大切なものを教えてもらうことができるのだ。

ムビラ・プレイヤーである彼らにはアーティストとして自立できる道を築くことが、そのやり方がわからないのであれば、それを教えることが必要なのではないかと思った。

ジンバブエ国内では彼らはライブ活動をし、儀式にも呼ばれるが、まだまだ活躍の場を増やしていく必要がある。

それをインタビューにもこたえてくださったムビラ・プレイヤーでもあるSUMIさんが実現した。

2012年1月、現地で彼らとCD制作をしたのだ。

そしてそのCDは現在日本でも販売されている。
CHIEDZA~輝き

1.Yakisoba(ヤキソバ)
2.Ndosiya Musha(ドシャ・ムーシャ/さらば、ふる里)
3.Chirega Kuchema(チレガ・クチェーマ/泣くのはおやめ)
4.Tinoda Chiedza(ティノダ・チエザ/輝きを求めて)
5.Tinokutendai(ティノクテンダイ/みんなのおかげ)
6.Sahwira Akanaka(サーウィラ・アカナカ/友達は最高だ!)

踊りだしたくなるような陽気な音楽なのに、聴いていると時折、もの悲しさを感じてしまうのは何故だろう。

考えていて気づいた。

優しさだ。

そう、彼らは切なくなるほど優しい。

溢れそうな音に満たされた空間にいると、あの時見たアフリカの風景が広がる。

大きな青い空。そこに浮かぶ雲。

ほらやっぱり。彼らはこんなに素晴らしいものを持っている。

心を全開にして、身体中で、彼らからのプレゼントを受け取りたい。

言語は単なる記号だと思うことがある。

同じ言語を話していたって、わかりあえないこともある。

違う言語を話していたって、わかりあおうという気持ちがあればわかりあえる。

だけど、やはり相手の国の言葉を理解しようとすること、そこには敬愛の念があると感じる。

一曲目の「Yakisoba」で、いきなり日本語の歌が聴こえてくる。

今はまだ細くて頼りないかもしれないけれど、そこには確かに日本とジンバブエを結ぶ架け橋の存在が見える。

今後、この掛け橋はどんどん頑丈なものになっていくだろう。

お互いにないものを交換し合い、友好な関係がそこで築けていけたらいいなと願う。

来年2013年にはガリカイさんの初来日が実現する。

日本の各地で、素晴らしい演奏を聴かせてくれるに違いない。

そして私たちもあたたかい気持ちで、ガリカイさんを迎えたい。

SUMIさんのホームページからもお買い求めいただけます。

その他のムビラ情報もこちらから!

http://www.mbira.jeez.jp/

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