ビーズ教室「ひだまり」 岡安佳子先生

東京・武蔵小山のビーズ教室「ひだまり」の岡安佳子先生にお話を伺いました。
私も生徒としてお世話になっています^^*

教室ホームページ
http://www.geocities.jp/musako_hidamari/

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「教えてくれれば楽しいのに」という声があった

――教室を始めたきっかけについて。

岡安先生(以下、O):教室は2008年1月に始めたんですが、その前の2,3年間、ビーズ・ショップをやっていたんです。
ショップを始めたのは、あれ、あそこに置いてあるの見えますか? 3つ並んでいる。

<ペーパークラフト作品>
ペーパークラフトなんですが、友人が私の誕生日に作ってくれたものなんです。
それを主人に見せたら、とても感激して、
「これは世の中に出さなくちゃいけない」
って。
元々、主人は何か起業をしたいと思っていたんです。で、あれを見たときに閃いたんでしょうね。
でも、ひとつ作るのに一か月くらいかかるので、それだと、売れたらそれでしばらくは商売ができなくなってしまう。
それでその友人に、
「他に何か作れる?」
って聞いたら、
「趣味でビーズアクセサリーを作ってる」
って言って、いろいろ持ってきてくれたんです。かなりこだわり屋さんで、オリジナルで作ってしまえる人なんですが、素晴らしい作品ばかりでした。それで「これならいけるね」って話になって。
ビーズアクセサリーだったら、ひとつのデザインがあれば、色違いなどが作れるし、作るのにも、ひとつに1か月もかかることはないだろうっていうことで、ビーズアクセサリーのお店にして、店内にペーパークラフトの作品のコーナーを作ろうという話になったんです。

――(ペーパークラフトの作品は)非売品にしたんですか?

O:いえ、売っていました。
大ファンの方がいて、次々にリクエストをしてくださるんですが、作るのが間に合わなくなってしまうということがありました。


先生ご夫妻の結婚祝いに贈られたペーパークラフト

――元々、ビーズ作りは趣味でやっていらっしゃったんですか?

O:いえ。
私は最初、店番だけやっていたんですが、友人が作るだけでは間に合わなくなってしまったんです。
それで私も一緒に作ることになりました。
元々凝り性なところがあるし、売り物にするという緊張感を持ちながら作っていました。

――ビーズはその方に教えて頂いたんですか?

O:そうです。レシピ(ビーズ作品を作るための図面)を見ながら教えてもらっていたのではなくて、作品を見ながら、「ここはこうやって……」という感じで。

――レシピを見て作るよりも、難しそうですね。

O:そうですね。笑
で、ショップをやっているときにお客様から、
「教えてくれれば、もっと楽しいのに」
という声がありました。

その後、目立たない場所にあったということもあり、ショップは結局閉めることになってしまったんですが、閉店セールをやっていた時に、常連さんに声をかけられたんです。
その方がこの教室の部屋の大家さんで、
「一部屋空いてるから、そこで教室をやれば?」
って提案されて、それからトントン拍子に話が進みました。

一斉に同じものではなく、好きなものを作っていただきたい

――教室を始めてみて、メリット、デメリットなどはありますか?

O:生徒さんがうちの教室を選んでくれて、楽しく作って、満足して帰ってくれるというのが一番だと考えています。
他の教室は、
「今日はこれを作ります」
って言って、全員で一斉に同じものを作る場合が多いと思いますが、うちはそうではなくて、それぞれの生徒さんに好きなものを作って頂きたいんです。
材料を揃える面から考えると、一斉に同じものを作る方が楽だというのもありますが、うちの教室は、生徒さんの好みに合わせています。

――それぞれが好きなものを作れるというのが、こちらの教室の大きな特長(いいところ、メリット)ですね。

O:そうですね。
個々の生徒さんに合わせた材料揃えや、一回のレッスンでたくさんの生徒さんをみることができない(一回のレッスンの定員:2名)などは、(教室側から見ると)デメリットになってしまうのかもしれませんけれど、それよりも個々の生徒さんのご希望に添うことを優先しています。

――私もこの教室を選んだのは、自分が作りたいものを作れるかなって思ったからなんです。
他の教室だと数回分のレッスン料を一回払いしなくてはいけないし、通い始めて「好みと違う」と思ったり、結局自分が作りたいものが作れなかったりするかもしれないし。

O:楽しく作ってもらいたいというのがあるので、リーズナブルな授業料で好きなものを作って頂けるようにしています。

(「ひだまり」は1レッスンずつの支払いでOK。お得な回数券もあります)

人生の記念になるプレゼントを作るお手伝いができた

――失敗談、印象的な体験談はありますか?

O:ショップをオープンするときにも不安でたまらなかったんですが、教室を始めるときも、教えるのも初めてだったので、不安でたまりませんでした。
それと、教えながら、途中で生徒さんが間違えたとき、どこが間違っているのかを見つけるのが大変でした。この仕事は間違い探しみたいなところもあるので。
印象的なエピソードとしては、生徒さんが結婚する親友にネックレスをプレゼントしたいということで、ウェディングドレスに合わせるネックレスを作ったんです。それが、本当に大変だったんですね。時間的には……、かなり集中してやっていましたが、1か月半くらいかけて作り上げました。
人生の記念になるようなプレゼントを作れて、そのお手伝いが出来て、よかったって思いました。すごく喜んでくれたって。

「ひだまり」という名前の通り、あったかい空間にしたい

――心がけていることはありますか?

O:「ひだまり」という名前の通り、あったかい空間にしたいといつも心がけています。
ここに来るとストレスが解消されるという雰囲気にしたいので、会話の中でマイナスなことは言わないようにと思っています。
生徒さんによって、お喋り好きな方もいますし、集中して黙々とやりたいという方もいらっしゃるので、合わせるようにしています。
あとはいろいろ好みがあるので、押し付けることをしないようにしています。
それで生徒さんの個性が活かされるようにと思っています。

――あらためて気づいたことはありますか?

O:まだまだ勉強しなくてはいけないと思っているし、生徒さんに気づかせてもらっているというのもあります。
レシピがあるものではなくて、
「こういうものが作りたい」
というリクエストがあって、試作品、レシピ作りからやったり。

――私もいろいろリクエストをしてしまったし、教室で教える以外の、そういうお仕事が多いのでは?

O:かなり多いです。笑

――やっていてよかったと思うことはありますか?

O:うちの教室の生徒さんはありがたいことに、皆さんいい方たちばかりなんです。
少人数制でお互いにあまり顔を合わせる機会がないので、年に何度か親睦会をやるんですが、仲良くやれるだろうかなどの心配をしたことはないです。実際にトラブルになったこともありません。

――今後の抱負、アピールについて。

O:生徒さんに満足して帰って頂けるようにすること。そうすればリピーター率も上がると思うし、そのためにも、まず自分自身が勉強ですね。笑

――同じようなお仕事を目指す方へのアドバイスはありますか?

O:やり方次第ということですね。
うちの教室はこだわりを持って、売り上げよりも……という感じでやっているんですが、もしも起業するのであれば、やり方をよく考えること。
生徒さんに来て頂くことが第一ですから、どういう宣伝をしたらいいのかとか、場所、家賃を払えるのかどうかとか、よく考えてから始める方がいいと思います。

(2011年1月13日)

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初心者の私にもとても親切丁寧に教えてくださる、本当に「ひだまり」のようなあたたかい教室です。
先生も笑顔が素敵なとってもやさしい方です。
ビーズ作品作りに挑戦してみたい方におすすめの教室です^^!

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ライター・校閲、メンタル心理カウンセラー、ムビラ弾き♪
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