広島での被爆者の方のお話を伺いたいと思った。
東北での震災が起こり、
日々、過ごしながら無力感、不安、焦燥感、どうにかしていきたいという気持ちに包まれていた頃のこと。
知り合いの方のお義母さまが被爆者で、インタビューに応じてくれるということで、
広島に行き、インタビューを実現したいと思った。
しかしスケジュールの都合など諸事情で、実現は中々叶わなかった。
ここ数か月、少し時間がとれる状況になった。
そして久しぶりに映画館に足を運び、スクリーンで映画を観た。「永遠の0」。
(映画を観たときの感想などは、コチラ→http://kaiteki9.info/2014/01/24/eiennozero/)
太平洋戦争(大東亜戦争)の映画だった。
この戦争について、ネットなどで調べるうち、疑問がわき起こってきた。
同じ戦争についてのことでも、様々な解釈がされている。
一体、どれが本当なのか?
私は前出の知り合いの方にメールした。
「一体、何が本当で、何が嘘なんでしょうか? 私たちが教えられてきたことは事実とは異なることだったんでしょうか?」
返ってきたこたえは、
『何が真実で、何が嘘なのか、いろいろな資料などを自分で見たり聞いたりして、それぞれが考えるしかないのではないでしょうか』
考えていて思いついた。
何が真実で何が嘘、などという単純なものではなくて、
きっとすべてが真実なのだと。
ひとつのことであっても、見る方向、見る人の状況によってその解釈は変わってくる。
そしてそれぞれの心で、そのひとつのことについて解釈をする、その解釈は、それぞれにとって真実なのだ。
ひとつの出来事について、
「あれは正解だった」
「あれは間違いだった」
「あれは仕方がないことだった」e.t.c.
それぞれの立場で、心境で、それぞれの解釈をするでしょう。
誰もが嘘を言っているわけではない。
それは、その人にとっての真実。
そんなことを考えながら、私は、
今こそ、広島へ行くべきなのではないか、と思った。
被爆者の方の話は今までも数え切れないほど紹介されているだろう。
でもいくつあったって、いいじゃないか。
私は私なりに、お話を伺って、それを発信する。
広島行きの予約を取ったと知り合いの方に知らせると、
「泊まるのはどこのホテル?」
と聞かれたので、ホテル名を告げた。
「えー、びっくり! それは×十年前に私が(今の旦那様と)お見合いをしたホテル!」
数あるホテルなのに、この偶然。
これはもう、やっぱり今こそ行くべきなんだ!と思った。
3月初め、私は広島に向かった。
空港からホテルにチェックインするより前に平和記念公園に向かった。
そして
原爆ドームを見上げながら、こんな音を奏でた。
ヒロシマの記事は思った以上に重く、とても一回ではまとめられないので、何回かに分けて掲載しようと思います。
コメント
始まりましたね、広島でのお話。
ゆっくり、ゆっくりと。少しずつ少しずつ書いていってくださいね。
わたしも、ゆっくり待ちますヨ。
温かいお言葉、ありがとうございます。
励みになります。
中々、集中できる時間がないのですが、
しんどくても、書き上げたいと思います。